最後は家がいい

親を看取る

余命宣告を受けて、年齢と癌の進行具合から

もう病院でできる治療がないので

今後をどう過ごすか決めましょう、と

先生から告げられ、病院の相談員の方と

話し合うことになった。

対応してくださった相談員の方は、

お父さんの時にもお世話になった方で、

今回のお母さんのこともすでに先生から聞いていたみたいだった。

とても心配してくださっており、これからどうするかを話し合った。

話し合いの初めに、本人(お母さん)の意見を聞かれ

「最後は家がいいわぁ」とお母さんが言った。

娘さんもそちらの方向(在宅介護)でよろしいですか、と

確認の問いかけがあったが、

お父さんの時も在宅で最期を家族で看取ったこと、

自分がお母さんの立場だったら、と考えたら

在宅介護の一択しかなかった。

施設やホスピスのお話もしていただいたが、

在宅介護で行きましょう。

各方面には私のほうから連絡をし、段取りをさせていただきますね、

と相談員の方がおっしゃってくださった。

話し合いの最中も涙が止まらない私に、

話がどんどん進み、状況がいまいちつかめていないお母さん。

話し合いが終わり、病院を後にした。

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